電動歯ブラシ活用法
むし歯や歯周病予防のためのプラークコントロール(歯石除去)の手段として、電動歯ブラシがあります。手磨き用の普通の歯ブラシよりも重い、値段が高いなどのデメリットがある一方で、手磨きの半分の時間で手磨き以上の爽快感が得られる、毛先が歯肉のきわに入り込んでしっかりと磨けるなどのメリットもあります。
電動歯ブラシにはブラシの動きや機能によっていくつかのタイプがありますので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
【電動歯ブラシのタイプ】
● 従来型電動歯ブラシ
ブラシヘッド全体が電気で縦や横に振動するタイプや、回転するタイプなどです。毎分3000~7000回くらいで毛先が運動します。
●音波歯ブラシ
従来型電動歯ブラシよりも高速で、毛先が毎分3万回(300Hz)の高速で振動します。
●超音波歯ブラシ
ブラシの内部に超音波発生装置が内蔵されています。振動は微弱ですが、音波よりも高い超音波の力で、細菌のつながりを断ちきり、歯の表面からプラークをはがれやすくします。
電動歯ブラシでの歯磨きに研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、電動の力で歯の表面が削れてしまうこともあるので、電動歯ブラシ用のものを使用しましょう。