口腔リハビリテーション 発語のリハビリ
言葉を使って人と会話をすることは、高度な脳の機能です。
言葉を発する機会が減ると、機能がどんどん低下します。
脳卒中などによって脳の言語中枢に障害が起こると、うまく話ができなくなることもあります。
また、舌がうまく動かなくなったり、上あごの筋肉が低下したりすることによって言葉が出にくくなることもあります。 舌の動きやくちびるの動きをよくするための発音訓練は、食べること同時に言葉を話すことのトレーニングにもなります。
「パ、タ、カ、ラ、あー」と大きな声に出して言ってみましょう。発音の訓練になります。
●パ、パ、パ
くちびるを閉じたり開いたりする訓練
●タ、タ、タ
舌の中央を動かす訓練
●カ、カ、カ
舌の奥を動かす訓練
●ラ、ラ、ラ
舌の先を動かす訓練
●あー
上あごとのどの筋肉を震わせる訓練