嚥下機能の重要性〈1〉原因
加齢とともに、嚥下機能は低下する。
物を飲み込む動作はふだんは意識せずに行っていますが、舌やのどなどが巧みに連動して食道から胃の中へと送り込んでいます。
加齢とともに物を飲み込む嚥下機能も低下するため、うまく飲み込めなくなったり、気管や肺へと流れてしまう嚥下障害が起こったりします。
嚥下障害になると、栄養を十分に摂取できずに栄養失調になったり、「誤嚥性肺炎」などの病気にかかりやすくなったりするので、健康を維持するためには、嚥下機能の低下を防ぐことも大切です。
■嚥下機能が低下する原因
●歯が弱り、噛む力が低下
●唾液の量が減る
●あごやほお、のどなどの筋力の低下
●粘膜の知覚や味覚の低下
●注意力や集中力の低下
●脳卒中や認知症による障害
など。