入れ歯の方の食事の注意点
入れ歯が合わなかったり、痛みがあったりすると、食事をおいしく味わって食べることに支障を来し、食欲不振や栄養不足の原因にも成ります。
入れ歯がはずれやすいとよく噛んで食べることができません。
1本義歯など部分入れ歯でははずれて飲み込んでしまう事故も起こりますので、定期的に入れ歯の定期検診をして調節が大切です。
また、噛みやすいように食事も工夫しましょう。
●食材の大きさ
小さめに切ったり隠し包丁を入れたりして噛み切りやすくなる工夫を。
ただし、薄すぎるとかえって噛み切りにくくなります。
また、みじん切りなど細かすぎるのも、口の中でまとまらず飲み込みにくくなったり、入れ歯と粘膜の間に入り込んだりするので不向きです。
●食べ物の硬さ
総入れ歯では硬いものを前歯で噛むと外れやすくなり、粘膜も傷つきやすくなるので、噛み切りやすい硬さに煮るなど工夫します。
●食べ物の温度
総入れ歯の場合は、上顎で温度を感じにくくなっています。熱すぎる食べ物はやけどしやすくなるので、温度には注意しましょう。