高齢者の脱水症状
年をとるにつれて、感覚器官も衰え、のどの渇きを感じにくくなります。また、体内に蓄えている水分量も若い頃に比べて少ないので、水分補給をしないとすぐに脱水症状を起こします。
脱水症状が起こると、微熱が続いたり、血液がドロドロになったりし、脳梗塞や心筋梗塞の危険性も高まります。
自分ではのどが渇いたという感覚がないので発見が遅れ、気がついたら意識がもうろうとしていた、なんてことにもなりかねません。皮膚をつまんで戻りが遅いときは重症です。
脱水症状があるときは、電解質の含まれたスポーツドリンクなどをとります。
脱水を起こさないためには、普段から1日1000cc程度の水分補給が理想的です。1日に数回、少量ずつこまめにとるように心がけましょう。
お茶や水だけでなく、食事に汁物をつけたり、プリン、ヨーグルト、ゼリーなどから水分をとることもできます。