ドライマウス〈1〉原因と症状
通常、唾液は1日に1000~1500ml分泌されますが、加齢と共に分泌量は減っていきます。
慢性的に唾液が不足すると、食べ物が飲み込みにくくなったり、舌に痛みを感じるようになったりする「 ドライマウス(口腔乾燥症)」になることもあります。
最近、年齢を問わずにドライマウスの症状を持つ人が増えていて、日本に推定800万人いるとも言われています。
●原因
加齢による唾液腺の機能の低下/口呼吸/精神的な緊張やストレス/やわらかい食べ物を食べることが多い/ 薬の副作用/糖尿病や腎臓病など病気によるもの/シェーグレン症候群という 自己免疫疾患、などがあります。
●おもな症状
飲み込みにくい/舌が痛い/口の中がネバネバする/入れ歯がはずれやすい/味覚障害/歯周病や虫歯の 悪化など、さまざまな症状を引き起こし、口の中の違和感や不快感がつねにあります。