口腔ケアの介助のポイント
寝たきりだったり、体に障害や麻痺があったりして、自分で口腔ケアが十分にできない方には、口腔ケアの介助が必要な場合があります。
口腔ケアの介助の基本は他の介護と同じで、プライドを傷つけないようにさりげなくサポートします。
■介助のポイント
1.できることはなるべく本人が行う本人ができることは、なるべく本人にやっていただきます。
歯ブラシを持って手を動かすことは、リハビリにもつながります。
2.安全な口腔ケアを行う
水や唾液が気管支や肺に入らないような姿勢をとらせ、声をかけて意識をさますなど、誤嚥に注意して行います。
3.生活のリズムをつくる
朝起きたら、顔を洗って歯を磨くというように、口腔ケアを1日のリズムに組み込んで、高齢者の生活にメリハリをつけましょう。
4.無理強いはしない
体調や悪いときや嫌がるときは、無理強いは禁物。1日くらい磨かなくても問題ないとおおらかに構えることが長続きさせるコツ。
口腔ケアの介助は、高齢者がいちばん慣れている人が行うことが理想的です。