ドライマウス(口腔乾燥症)
最近、「口が渇いてしかたがない」と、慢性的な口の渇きを訴える【口腔乾燥症(ドライマウス) 】が、中高年の人々に増えています。
唾液が少なくなると、「しゃべりづらい」「食べ物が飲み込みにくい」「味覚がわからない」と いった症状が現れ、口臭や歯槽膿漏、虫歯などの病気に もかかりやすくなります。
■原因
加齢に伴うもの、薬剤によるもの、糖尿病やシェーグレン症候群などの疾患、ストレスなどが知られています。
■治療と対症療法
原因を取り除くことが第一。原因となる疾患の治療や薬剤の中止、ストレス窓を開け、新鮮な空気を入れ換えることも有効です。
それでも改善されない場合には、対症療法として含嗽剤や人工唾液、唾液の分泌を促進する薬剤 の投与、漢方薬を用いた治療が行われます。
また、酸味のある食品(ビタミンC含有のキャンディなど)により味覚を刺激したり、口の渇き を緩和するドロップを利用するのも有効です。