舌と上あごのケア〈2〉ブラッシング
唾液の分泌量が減ったり、舌の動きが鈍くなった高齢者では、舌の汚れがつきやすくなります。
舌が汚れれば接する上あごも汚れるので、歯みがきだけでなく、舌や上あごの汚れも意識してケアを行うようにしましょう。舌と上あごのケアには、やわらかめの歯ブラシや、専用の舌クリーナーなどを使用します。
舌の表面を軽い力で奥から手前に10回程度かき出します。
上あごも同様に行います。乾燥したままブラッシングすると汚れが落ちにくいだけでなく、粘膜を傷つけてしまうこともあるので、必ず口の中に少量の水を入れて湿らせて、ささっとブラッシングします。