口腔ケアのうがい
うがいには大きく分けて、上を向いてノドの奥を洗う「ガラガラうがい」と、口を閉じてほおをふくらませて行う「ブクブクうがい」があります。
口腔ケアでは「ブクブクうがい」を中心に行います。
うがいをすると、食べ物のカスやたまった粘液などを洗い流されるので、口の中がさっぱりします。
口腔内が清潔になれば、肺炎の予防にもつながります。しかし、健康な人には簡単なうがいも、高齢者では誤嚥の危険があります。
うがいをするためには、次のような条件が必要です。
◆意識がはっきりしている
◆くちびるを閉じることができる
◆水を吐き出すことができる
◆舌やほおを動かすことができる
◆頭をのけぞらせることができる
うがいをするときに上体が後ろに倒れていると誤嚥しやすくなるので、真っ直ぐ、または少し前かがみの姿勢をとると安全です。