入れ歯の適合チェック
認知症などで意思表示をするのが難しい利用者様の場合、入れ歯が合っているか合っていないかを判断するのは難しいものです。
そんな時にはいくつかのチェックポイントがあります。
まずは会話の様子を観察してみましょう。話をしていて入れ歯が外れたり、会話中にカタカタと音がするのは、入れ歯が合っていないサインの一つです。
また、口腔ケアの際に入れ歯を外したら、入れ歯と粘膜が接している部分をチェックします。その部分に食べかすが多くついているようなら、その入れ歯は合っていない可能性が高まります。つまり、入れ歯がしっかりと吸着していなくて食べかすが入ってしまうほどのすき間ができていることを意味します。
入れ歯が外れやすい場合には、まずは上の入れ歯だけをつけて様子をみます。上だけつけて外れることなく、しっかりと装着されているようなら、上下の噛み合わせが悪いことも考えられます。?んだ時の力のかかり具合がアンバランスなために、入れ歯が外れやすくなっているのかもしれません。
入れ歯の不適合が疑われる時には、こうした様子も伝えながら、歯科医師に相談するとよいでしょう。