入れ歯安定剤をきれいに取り除く方法
入れ歯安定剤には、主にクリームタイプ、クッションタイプ、シートタイプ、粉末タイプの4種類があります。
入れ歯安定剤を使っている人の口腔ケアでは、入れ歯を外した時に歯茎や粘膜に入れ歯安定剤が残っていることがあります。口腔ケアの介助を行う時に、歯肉や粘膜についた入れ歯安定剤がなかなか取れずに苦労することがあるかもしれません。
入れ歯安定剤は水にぬらすと取れにくくなる傾向にあります。特にクリームタイプは粘着性が強く、水にぬれると膨張してネバネバ感が増し、さらに取り除きにくくなってしまいます。
歯肉や粘膜に入れ歯安定剤が残っている場合には、水でぬらす前に乾いたガーゼなどで拭き取りましょう。その後で水を含ませたスポンジブラシややわらかい歯ブラシなどで、歯肉や粘膜の清掃を行います。歯が残っている場合には、ワンタフトブラシなどでていねいに歯磨きします。
入れ歯に残っている入れ歯安定剤も、ティッシュペーパーやガーゼなどで拭き取ってから義歯用ブラシで水洗いしましょう。