口腔ケアは誰のために?
抵抗力や体力が落ちている人にとって、お口の中の細菌は大敵です。
口腔内の細菌が誤嚥性肺炎の原因となるばかりではなく、血管障害、心臓病、糖尿病などの疾患を引き起こすこともわかってきています。
要介護者のお世話をする介護者の方は、日々の介護に追われ、お口の中の異変に気づいた頃には、かなり悪化していることが少なくありません。
けれども、全身の病気を併発したら、入院をしたり、看病にかかりきりになってしまったりで、さらに介護者に大きな負担がかかることにもなりかねません。
もしかしたらその病気は、口腔ケアをすることで予防できるかもしれません。
口腔ケアのメリット
●要介護者にとってQOL(生活の質)が向上する喜び
●自分の口で食事をおいしく食べることのできる喜び
●家族と同じ食事を一緒に食べられる喜び
●介護者にとって要介護者が元気になる喜び
介護の量が軽減される口腔ケアは介護を受ける側だけでなく、介護をする側にとっても大きなメリットをもたらします。