口腔機能低下症
ささいな口の衰えを「オーラルフレイル」と呼びますが、進行すると「口腔機能低下症」と呼ばれる疾患になります。
口腔機能が低下すると、次の症状が見られるようになります。
- 口の中が汚れる(口腔不潔)
- 口の中が乾く(口腔乾燥)
- 食べ物が口に残るようになった(咬合力低下)
- 滑舌が悪くなった、食べこぼすようになった(舌口唇運動低下)
- 薬を飲みにくくなった(低舌圧)
- 硬いものが食べにくくなった(咀嚼機能低下)
- 食事の時にむせるようになった(嚥下機能低下)
3項目以上に該当する場合は、口腔機能低下症と診断され、歯科での対応が必要となります。保険適用によって歯科治療やトレーニングを受けることができます。
口腔機能低下症を放置しておくと、「摂食嚥下障害」などさらに重い口腔機能障害を引き起こし、全身の健康に関わる問題になってしまうこともあります。
毎日の口腔ケアでしっかりと予防するとともに、気になる症状があれば早めに歯科医院に相談しましょう。