窒息の原因と予防
毎年、お正月になると餅による高齢者の窒息事故が多発します。窒息の原因となる食べものとして、真っ先に思い浮かぶのが餅ですが、それだけではありません。
厚生労働省の調査によると、
1位/餅(21%)
2位/ご飯(16%)
3位/菓子類(14%)
4位/パン(12%)
5位/魚介類(10%)
6位/果実類(9%)
6位/肉類(9%) でした。
2位のごはんと1位の餅とではさほど大差がないことから、普段の食事で食べている多くの食品が窒息の原因になり得ると言えます。
食事中の窒息を予防するポイントは、
1.ひと口の量は無理なく食べられる量にする
2.食べものを口に入れたら、いつもより5回多く噛むことを心がける
3.ひと口30回噛むことを目標にする
口腔機能が低下している高齢者では、これらのポイントの実践を心がけて、普段から窒息に注意しましょう。