口の中の汚れの付き方から口腔機能の衰えを推測
お口の汚れの付き方から口腔機能の状態が推測できます。利用者様のお口を観察した時に、特定の場所に汚れが目立つようなら、それは口腔機能の衰えのサインかもしれません。
例えば、ほおの内側に汚れが多く残っているという時は、ほおの筋力が低下している可能性があります。片麻痺などの症状がないのに、左右のどちらかのほおの内側に汚れが多く残っている場合には、ほおの筋肉の衰えが疑われます。
また、唇の筋肉が衰えている人の場合は、歯茎と唇の間にたくさんの汚れが残りがちになります。
上あごや舌の下に汚れがつきやすい人は舌の筋力が低下して、動きが悪くなっている可能性があります。食べ物を舌に載せてきちんとのどに運んでいくことが難しくなっているのかもしれません。
このように、いつも特定の部分に汚れが見られる場合には、口腔機能訓練でほおや唇、舌などの筋力を鍛えることで、改善する可能性がありますので、試してみてください。