入れ歯にも歯石が付く!?
入れ歯は本物の歯ではないのでむし歯になることはありませんし、歯周病になって歯が抜けることもありません。けれども、入れ歯にも歯垢がたまったり、歯石ができることはあります。
一般的な入れ歯はレジンというプラスチック素材でできています。プラスチックには吸水性があるため、水分を吸い込むときに細菌も一緒に吸い込むことで、細菌の塊である歯垢が付着しやすくなります。入れ歯に付着する歯垢は「デンチャープラーク」と呼ばれ、放っておくと歯石になります。
歯石が入れ歯に付いてしまうと、自分で取り除くことは困難です。無理に取ろうとして入れ歯に傷を付けてしまうと、さらにデンチャープラークが付着しやすくなって、歯石の原因となります。
歯石が付いてしまった場合には、必ず歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。
入れ歯の歯石を予防するためには、毎日のお手入れが欠かせません。1日に1回は必ず入れ歯専用ブラシを使って水洗いして、汚れをしっかり落としましょう。