歯が伸びた!?と思ったら
口腔ケアの介助を行おうとしてお口の中をのぞいた時や、自分の口の中を鏡で見たときに、「歯が伸びた」と感じることはありませんか?
これは、加齢や歯周病などによって歯茎がやせたり下がったりしたために、歯の根元が見えてしまい、歯が伸びたように見えているのです。このような状態を「歯根露出」と言います。
そのまま放置しておくと歯周病が進行するだけでなく、露出している部分に汚れがたまって虫歯になったり、知覚過敏になったりします。
知覚過敏になると、歯ブラシが当たると痛みを感じることもありますので、露出している部分はほかの部分よりも慎重にケアすることが重要です。
歯根露出のケアには、普通の歯ブラシよりも、先端がコンパクトで小回りの効くワンタフトブラシがおすすめです。毛先のやわらかいものを選んで、根元に沿って弧を描くように、やさしくブラッシングします。周辺の歯肉をマッサージするように、小さく円を描くようにブラッシングしましょう