くちびるの荒れとドライマウス
空気が乾燥する冬は、お肌やくちびるにとっても大敵な季節です。
けれども、くちびるが荒れる原因はそれだけではなく、ドライマウスが関連していることもあります。
ドライマウスの一般的な症状としては、舌が乾燥でビビ割れる、口の粘膜が乾燥してカラカラになる、口の中がねばねばするなどが主な症状ですが、くちびるの乾燥も症状の一つとして現れます。くちびるの乾燥がひどくなると、カンジダ菌が増殖したり、口唇炎や口角炎などを引き起こすこともあります。
くちびる自体には、汗腺や脂腺もないために、もともと水分を保湿する力が弱く、くちびるのうるおいは唾液腺の働きによって保たれています。
くちびるの乾燥を防ぐためには、リップクリームなどによる上からの保湿だけでなく、口の中を十分に潤すことも大切です。唾液腺マッサージや口腔ケア体操などで、唾液の分泌を活発にしてお口の乾燥が改善されれば、くちびるの乾燥も改善されていきます。