歯磨きコップの汚れ
歯磨きで口をすすぐ歯磨き用のコップは、水を入れているだけなのであまり汚れていないように思われがちですが、底やまわりには意外と汚れがついているものです。
●汚れの種類
コップにつきやすい汚れには、黒い汚れ、ピンク色の汚れ、白い汚れなどがあります。黒い汚れの正体は「黒カビ」で、コップの外側の底などによく発生します。ピンクや白い汚れはコップの内側によく見られます。ピンクの汚れは「酵母菌」で、カビよりも速い速度で増殖します。白い汚れは、水道水に含まれるカルシウムやミネラルです。
●汚れの落とし方
黒カビと酵母菌は台所用の塩素系漂白剤でつけ置き、白いカルシウムやミネラルなどはアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸を含んだスプレーなどを吹きかけて、こすって落とします。
きれいに歯を磨いても、汚れたコップの水ですすいでいては本末転倒です。コップのカビや汚れを防ぐには、使用後には毎回流水できちんと洗い、底に水が残らないようにしっかり乾燥させることが大切です。また、水切れのいい場所に置いて、清潔に保ちましょう。