寝起きの口臭
口臭は、生活習慣や食べ物、体調や時間帯によっても変化します。
その中でも、起床時や空腹時、緊張時、疲労時などに感じる口臭を「生理的口臭」と言います。
特に朝起きたの口臭は、「モーニングブレス」と呼ばれる誰にでも起こるもので、1日の中で最も強い口臭です。
朝、口の中がネバネバしているのは、寝ている間は唾液の分泌が減るために、雑菌を洗い流す作用が弱まって繁殖しやすくなるためです。
夜、寝る前に歯みがきをしても、起きたときに口臭が気になる場合は、睡眠中に口呼吸になっている可能性があります。
ただでさえ、睡眠中は唾液の分泌が減っているのに、口を開けて呼吸をすれば、口の中がさらに乾燥してしまい、雑菌がより増殖しやすくなります。
また、前の晩にたくさんお酒を飲んだり、寝酒をした場合にも口臭がきつくなります。
お酒を飲むとのどが渇きますが、これはアルコールは体内で分解されるときに水分を多く使うためです。
就寝中も口が乾き、唾液の分泌が減る原因となります。
他にも、歯はみがいていても舌が汚れていたり、むし歯があったりする場合にも口臭が強くなります。
夜寝る前には、歯みがきと舌の掃除をしっかり行いましょう。