口内炎と口腔ケア
口内炎は、唇、頬、舌、歯肉などの口腔内の粘膜に起きる炎症で、口の中の細菌が原因で起こります。
口内炎を早く治すためには、口腔ケアで口の中を清潔にすることが大切です。
●歯磨きで清潔に
口の中に口内炎ができていると、痛さから歯磨きがおろそかになりがちです。
けれども、原因となる細菌を増やさないためにも、口内炎のときこそしっかり歯磨きをしましょう。
口内炎に当たらないように気をつけながらやさしく磨きます。
歯磨き粉に含まれる一部の成分が刺激となって口内炎を悪化させたり、治りが悪くなったりするという説もあるので、痛みがあるときには歯磨き粉を使わずにブラッシングだけで歯磨きをしてみるとよいでしょう。
歯磨き粉を使わなくても、しっかりブラッシングして唾液をたくさん出せば、口の中はきれいになります。
また、歯肉や粘膜の血行が良くなることで治りが早くなります。
●うがいで細菌を退治
なかなか治らない重症の口内炎では、うがい薬でうがいして、口全体の細菌を少なくすることも大切です。
「ぶくぶくうがい」をした後に、仕上げに「ガラガラうがい」をして、のどの細菌も退治することで、口内炎の治りが早くなります。