舌の掃除と嘔吐反射
口臭を予防するためには、舌をきれいに掃除して、舌の上に舌苔が付着することを防ぐ必要があります。
舌の掃除は、専用の舌クリーナーややわらかめの歯ブラシ、ガーゼなど使って、1日1回を目安に行います。
奥から手前へと汚れを掻き出しますが、舌の表面はとても傷つきやすいので、軽い力で行います。
掃除をする時には、保湿剤などを利用して舌を潤すとよいでしょう。
また、舌の掃除をするときは、どうしても「オェッ」という嘔吐反射が起こりがち。
嘔吐は異物が体内に入ることをブロックするための正常な生体反応です。
舌の奥には嘔吐を司る神経があるため、舌の奥を掃除する際に特に嘔吐反射が起こりがちになります。
舌の掃除は食後すぐに行うとオェッとなりやすいので、食後少し時間を空けてから行いましょう。
また、舌が口の中にある状態でもオェッとなりやすいので、舌を思いきり外に出すようにします。
いきなり舌クリーナーを奥に入れるのではなく、舌の先に当てて少し慣らしてから行います。
舌クリーナーが舌に触れるタイミングで息を吐くことでも、嘔吐反応は起こりにくくなります。