誤嚥を気をつけたい食べ物
高齢になると、唾液の分泌量が減り、噛む力や飲み込むも弱くなるため、食事中にむせやすくなったり、誤嚥しやすくなったりします。
飲み込みに問題がある場合は、次のような食べ物には特に注意が必要です。
●水分が少ないもの
パン、カステラ、クッキー、いも類、ゆで卵などは、パサパサして口の中でまとまりにくいので、水分を一緒に取りましょう。
●口の中にくっつくやすいもの
焼き海苔、ワカメ、もなかの皮、薄切りキュウリなどの生野菜、だんご、あんこなどは上あごやのどなどにくっつきやすいので気をつけましょう。
●つるっと入りやすいもの
ところてん、こんにゃく、桃の缶詰、刺し身など、つるっとした食べ物は、噛まずに飲み込んでしまい、のどに詰まらせることもあります。
●さらさらの液体
嚥下に問題がある人ではお茶や水などの液体も誤嚥の原因になるので、とろみをつけたりゼリー状にします。
●小さいもの
ごまや大豆、ピーナツなどは息を吸い込んだときに気管に入ってしまうこともあります。
●酸味が強いもの
酢の物や柑橘類、梅干しなどはむせやすくなります。