高齢者と低栄養〈3〉
栄養が十分に足りていない「低栄養」の高齢者は認知機能が低下するリスクが高いことや、生存率が低くなるということも調査でわかっています。
●低栄養になりやすい人
・活動性の低い人/運動をするとお腹が減りますが、あまり動かない活動性の低い生活をしていると、お腹が減らずに食事の量が少なくなります。
・食品の品目数が少ない人/野菜だけ、タンパク質は大豆製品だけなど食べている食品の種類が少ない人は、生活機能の低下率が高く、多様な種類の食品を摂ることが老化のスピードを遅らせるために重要だとされています。
・ワンパターンの食事/毎日同じ献立では栄養バランスを崩します。
●低栄養を防ぐ食べ方
・肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などタンパク質を多く含む食品を意識して食べましょう。
・主食、主菜、副菜を、バランスよく食べましょう。
・食べきれないときは、おかずを先に食べてごはんを残しましょう。
・3食しっかり食べましょう。
・一度にたくさん食べられないときは、3食プラス10時と3時のおやつで補います。
・口腔ケアをきちんと行い、噛む力を維持しましょう。