噛み合わせと全身状態
噛み合わせは、全身のバランスを保つためにとても重要です。
噛み合わせが正しければ、体に大きな力が加わったときにしっかりと噛みしめることができ、筋肉に余計な負担がかかることもありません。
けれども、噛み合わせがずれていると、あご、頸椎、脊椎、股関節など全身の骨格が少しずつずれていき、筋肉のバランスもくずれて余計な負担がかかり、常に筋肉が緊張している状態になります。
これによって、肩こり、首の周りのこり、偏頭痛、耳鳴り、腰痛、膝痛などの原因になったり、踏ん張りがきかなくなって転倒しやすくなったりします。
●噛み合わせのセルフチェック
次の項目に該当するときは、噛み合わせがずれている疑いがあります。
□口を大きく開くとあごの関節が鳴る
□前歯の上下をかみ合わせたときにずれる□大きく口を開いても、タテに2本の指が入らない
□歯が抜けたままになっている
□鏡で顔を見たときに左右のバランスがずれている□物を食べるときに、左右のどちらか片側でよく食べる
気になる症状があれば歯科医師に相談し、噛み合わせをしっかり調整しましょう。