口呼吸とトラブル〈2〉
人の呼吸は、鼻から息を吸って口から吐き出すのが本来の形ですが、鼻よりも口を中心とした「口呼吸」をする人が増えています。口呼吸は、風邪を引きやすくなる、むし歯や歯周病、睡眠時無呼吸症、ほうれい線などの原因になることも!
●口呼吸のセルフチェック
次の症状に当てはまる場合は、口呼吸をしているのかもしれません。
□ 無意識にいつも口が開き気味
□ 口の中が乾きやすい
□ 鼻が詰まりやすい
□ いびきをよくかく
□ 風邪を引きやすい
□ 寝起きにのどがヒリヒリする
□ 寝起きに口臭が気になる
●口呼吸から鼻呼吸へ
健康のためにも、口呼吸は正しい鼻呼吸に戻すようにしましょう。
・唇を閉じて鼻呼吸を意識する。
・口の周りの筋肉を鍛えて、口を閉じやすくする。ガムを噛むのも効果的。
・「あー」「いー」「うー」「べー」と口や舌を出す「あいうべ体操」を行って、舌の位置を改善する。
・眠るときにはマスクを口だけにかぶせて鼻は出す。
など
口呼吸がひどいときには、耳鼻科や歯科などに相談して、きちんと治療を受けましょう。