口腔がんとは
口腔がんとは、文字通り、口の中にできるがん、悪性腫瘍の総称です。発症する場所によって、「舌がん」「歯肉がん」「口腔底がん」「頬粘膜がん」「口蓋がん」「口唇がん」などがあり、日本では、悪性腫瘍全体の約5%程度を占めると言われています。
40から70歳の男性に多いとされ、最近では高齢化によって、高齢女性の割合も増加傾向にあります。
●口腔がんの原因
慢性的な刺激が大きな原因になることが知られています。なかでもタバコは他のがんと同様にリスクが高く、喫煙者は非喫煙者に比べて約7倍も発症率が高いことが知られています。
次いでお酒も大きな要因です。特に飲酒をしながら喫煙すれば、タバコに含まれる発がん性物質がアルコールによって溶けて、口腔粘膜に大量に付着するために、さらにリスクが高まります。
また、合わない入れ歯や被せ物による刺激も原因になることも指摘されています。口腔がんの予防のためにも、定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。