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- 2004.06
卜一タルな介護サ一ビスを提供している「ア一スサポ一卜株式会社(本社東京都)では、在宅歯科検診アンケ一卜を定期的に配布し訪問歯科の存在を利用者様に広く紹介しています。
定期的な声かけで在宅検診をサポート
利用者本位のサービスを追求し、住み慣れた地域で、いきいきと安心して生活できる環境作りを目指して、私たちはさまざまな介護サポートサービスに取り組んでいます。その一つが訪問入浴サービスですが、訪問の際に日本訪問歯科協会との連携のもと「お口の健康ニュース」を配布しています。
訪問入浴を利用されている方は要介護度の高い方も多く、これまでなかなか「お口のこと」にまでは意識が回らなかったというのが実情。しかし、定期的に「お口の健康ニュース」を配布することで、お口に関する意識が高まるきっかけになっているようです。
在宅検診はまだあまりなじみがないのか、お声をかけさせていただいても初めは「どうしようかな?」と迷われる方も多いようです。それでも定期的に声をかけているうちに、「今度やってみたい」とか「まだやっているのかな」など、反応が返ってくるようになり、実際に検診を受けられる方も増えてきました。検診を受けられると、ご本人はもちろん、介護者の方に喜んでいただくことも多いんですよ。
検診を受けた後に、訪問治療を希望されて始められる方もいらっしゃいますが、往診に来てくださる歯科の先生たちの評判はとてもよいです。ちょっとした相談にも親切に乗ってくださるし、話しやすいという介護者の方からの声をよく耳にします。
また、利用者様も歯医者さんの往診を心待ちにしています。要介護度が高くて通所系のサービスが利用できない方の場合、ずっと自宅にいることが多いため、どうしても生活が単調になりがち。だから、訪問入浴にも言えることですが、外部の人とのコミュニケーションは大きな楽しみなのです。
訪問歯科診療も、先生が定期的に来てくれるということ自体が、利用者様にとっては喜びであり、歯の治療をしてもらうことだけでなく、コミュニケーションというプラスαのメリットもとても大きいと思います。
弊社のモットーは、高質・迅速・安心です。利用者様から在宅検診のご希望があると、私たちはすぐに日本訪問歯科協会にFAXを送るのですが、協会の対応もいつも迅速なので、こちらとしても感謝しています。
口腔ケアリハビリテーション?「歯ブラシでリハビリ」口腔ケアの基本は、歯と歯肉の間のブラッシング、つまり、歯磨きですが、歯磨きはただ口の中をきれいにするだけではありません。歯肉や舌やほおなどに歯ぶらしで軽く刺激を与えることが、口の中のリハビリにもなるのです。
口は食べ物のかたさや形、性状、味や温度などを感じることができる、とても敏感な感覚器です。ブラッシングの刺激によって結構もよくなり、感覚機能の低下も防げます。
◆歯ブラシの毛の部分で、舌の表面や緑をトントンと軽く叩いて、感覚を刺激します。
◆歯ブラシで舌を下に押させ付けると、舌がその力に反発しようとするので、筋力アップにつながります。
◆電動歯ブラシのスイッチを入れてプルプルさせながら、ほおの内側や舌、歯肉に充ててマッサージすると、血行が良くなります。ほおの内側は粘膜が傷つかないよう、歯ブラシの歯ではなく背のほうを当てます。
発行/SOSデンティスト 一般社団法人 日本訪問歯科協会
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